それで、それから。

甲信越地方の専業主婦の日々です。

冬のせいか、気持ちが内向きに。特別なことはやらない。

寒いのは大の苦手である。

冬はこたつに寝ころんでテレビをみたり、スマホをみているときが極上の幸せである。以前の私なら、ウィンタースポーツをこどもにやらせてみたり、土日はどこかに出かけたり、とにかく今日はこんなことをしましたと言える一日が素晴らしいと思っていたように思う。その時はその時で楽しかったのかもしれないけれど、帰宅後子どもたちの世話が疲れて嫌になり、イライラしまくっていたようにも思う。実際どこかに子連れでいっても、子どもたちがどこかに行かないかとか、他人に迷惑をかけないようにとか(ぶつからないように、通行の邪魔にならないように、壊しちゃダメな高価なものに触れていないかなど)考えて気が張っていたように思う。そういうことが積み重なって、だんだん外に出かけるのがおっくうになってきたのかもしれない。それとも、最初からインドア派だったのに育児本とか読んで、子どもをなんとかするために頑張って外にでていたのかもしれない。とにかく疲れた。やらなくてはならないことは、実際そんなにないのかもしれない。洗濯して、掃除機かけて、食器を洗って、料理して、ちょこっと掃除して、あとはゆっくりお茶を飲んだり、横になりたいのだ。

 

最近、「大家族石田さん家」のお母さんが視聴者の質問に答えるyoutubeの動画を見ている。さすが9人の子を育てただけあって、言うことが現実的である。

もーまとめサイトとかの、理想とキラキラした言葉と感情論といいところばっか切り取ったポジティブな子育ての話みたいなのは見飽きた。

誰かに頼ろうだの、たまには休もうだの、夫がどうのだの、テレビは1日〇分にしようだの、その記事を書いているあなた!だったらうちの子の子育て手伝ってください、と思う。

石田家のお母さん→

子育てはお金がかかるのよ。

人に期待しない。 

などなど、バッサリと言ってくれるのがよい。知らなかったことを教えてくれるというよりも、自分もそうじゃないかなって思っていたけど育児本ではこう書いてるしテレビでもお涙頂戴ものとかドラマではこうだし、みたいな現実でないものが自分の中で理想になっていた考えをうるせーわ!って破り捨ててくれるような、目が覚める思い。

子どもに期待しないし、親にも期待しないって立ち位置で自分の生計をたてていけば、親ががあーしてくれなかったこーしてくれなかったとかいうのもないのかな?と思った。ま、多少あるかもしれないけれど、それは情報化社会の弊害というか・・・・他の家やメディアにでてくる人と比較して、あんな親や家庭がよかったとかなるからなのかもしれない。私もいっぱいあります!笑 でも、逆に今はネットで検索すればいかに自分の親がまじかよーみたいな人だったかって内容の記事が落ちていたりして、そっちを探せば我が親はまだましなんだって思えることもある。道具は使いようである。

 

今日は、体調がすぐれなくて学校を休んでいる長女とともにDVDで「アルプスの少女ハイジ」をみながらこの記事を書いている。

ペーターはお父さんが亡くなって11歳でヤギ飼いの仕事をしているそうだ。えらいなぁ。ハイジをおじいさんのところに連れて行ったおばさん、自分のやりたいことも我慢して5歳になるまで自分の子でないのにここまで育てたんだから次はあなたの番です的なことをおじいさんに言ってた。いやーおばさん、すごく大変でしたね・・・0から3、4歳までが本当に大変なんですよね・・・それをよくぞちょっと世話がしやすくなった5歳からおじいさんにお願いすることにしましたね・・・。まぁ、私は昨日車の中でチャイルドシートに座っていた5歳児に運転席の後ろけられましたけどね。5歳児、車の前を通りすがった猫を見ることができなかったので、怒って泣いてた。 とにかく、おばさんお疲れさまです。とか、人間関係の目線からハイジを見ている。私もおばさんになったものだ。